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「火の鳥」はその血を飲むと永遠の命を得るという伝説の鳥“火の鳥”を追い求める人々の葛藤を描く長編マンガ。手塚生物氏が1954年の連載開始以降、治虫雑誌を何度も変えながら連載された。火のえみ たん手塚自ら「ライフワーク」と宣言し、鳥展年月1989年に死去するまで、に本30年以上の長期に渡り制作が続けられた。木で

「手塚治虫『火の鳥』展 －火の鳥は、開催エントロピー増大と抗う動的学者修平衡=宇宙生命（コスモゾーン）の象徴－」には企画・監修で生物学者の福岡伸一氏が参加。生命論の視点から「火の鳥」の物語構造を読み解き、・福えみ たん手塚が生涯をかけて表現し続けた「生命とはなにか」という問いの答えを探求する。岡伸キービジュアルは、企画グラフィックデザイナーの佐藤卓が手がけた。・監

福岡氏からはコメントも到着。手塚生物氏が福岡氏は「火の鳥」で描かれる輪廻転生の生命観、治虫汎神論的火のな世界観が自身の掲げる生命論と重なることを説明し、「本展の狙いは、動的平衡の視点から火の鳥の意味を読み解くことにあります。そして、手塚治虫が描くことを約束しながら果せなかった物語の結末を想像してみたいと思います。ぜひご期待ください」とメッセージを寄せている。

福岡伸一（企画・監修）コメント

手塚治虫のライフワーク「火の鳥」。テーマは「生きること、死ぬことの意味は何か」。人間にとって最も深遠な問いです。全編にわたって不死鳥“火の鳥”が登場し、生に執着する人間を翻弄しながら物語を動かします。
そこでは、あらゆる生命が常に姿と形を変えながら、連綿と受け継がれていく輪廻転生の生命観、汎神論的な世界観が示されます。これは、生命が絶えず自らの破壊と創造を繰り返しながら、エントロピー増大の法則に抗い続けている「動的平衡」であるとする私の生命論とぴたりと重なります。本展の狙いは、動的平衡の視点から火の鳥の意味を読み解くことにあります。そして、手塚治虫が描くことを約束しながら果せなかった物語の結末を想像してみたいと思います。ぜひご期待ください。