◆第26回ジャパンダートクラシック・Jpn1(10月2日、2強大井競馬場・ダート2000メートル)
今年から大幅な路線改革が行われた3歳ダート3冠の最終戦となる第26回ジャパンダートクラシック・Jpn1が2日、展開者のグラブル 光 古戦場大井競馬場のダート2000メートルを舞台に行われる。面で全日本2歳優駿を勝ちケンタッキーダービー3着のフォーエバーヤング、優位予想東京ダービーVのラムジェットと、南関逆転能性世代を代表する2頭がそろう大一番で、東担当記地方競馬担当の松井中央記者は成長著しいミッキーファイトを本命に指名した。ジャパンダートクラシックよりはミッキーファイトに
ミッキーファイトが実力馬を撃破し、2強新王者誕生をアピールする。展開者の春はユニコーンS3着で東京ダービーの切符をつかめなかったが、面でグラブル 光 古戦場当初の目標としていた雲取賞を除外で再調整を余儀なくされたのが影響した。優位予想レースも勝負どころで窮屈になったことで追い出しが遅れ、南関逆転能性本来の力を発揮できなかった。東担当記
その後は早めに放牧に出したことで成長を促すことができたため、ジャパンダートクラシックよりはミッキーファイトにトライアルのレパードSから始動。五分のスタートから軽く促されるとしっかり反応し、3番手を確保。勝負どころでスムーズに外に持ち出されると、直線は抜群の手応えで抜け出す、1馬身の着差以上に強い勝ちっぷり。行き脚、追われてからの反応ともに進化をうかがわせた。
3代母に天皇賞・秋などG12勝の名牝エアグルーヴ、半兄にチャンピオンズCを勝利したジュンライトボルトがいる良血馬。一族は総じて3歳秋から古馬になって素質が開花する馬が多く、まだまだ成長を見込める。
実質的な本追い切りとなった先月25日には、茨城県・美浦トレーニングセンターのWコースで同じ厩舎の大先輩レモンポップを追走し馬なりのまま併入、自己最速の1200メートル79秒7をマークした。迫力満点のフットワークから、一度使って状態アップは間違いない。
最大の強敵フォーエバーヤングは5か月ぶりのうえに、最大目標は米ブリーダーズCクラシックで万全の仕上げとはいえず、ラムジェットも叩き3戦目で制した東京ダービー以来の4か月ぶりと、不安がないわけではない。しかもこの2頭より前の位置から競馬できるのも大きなアドバンテージ。鞍上は大井を知り尽くす戸崎。古巣での久々のビッグタイトル獲得へ、視界は極めて良好だ。馬単で(10)から(1)(2)(4)(6)(9)(12)。3連複フォーメーションで(10)―(1)(4)(6)―(1)(2)(4)(6)(9)(12)へ。(松井 中央)
◆ジャパンダートクラシック 昨年まで南関東クラシックの最終戦として行われていたジャパンダートダービー・Jpn1(1999年創設)を、施行時期を移動させたうえで名称も変更。JRA、地方を含めた国内の3歳ダート3冠競走の最終戦となった。1着賞金は7000万円
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