◆明治安田J1リーグ▽第29節 C大阪1―0G大阪(2日・ヨドコウ桜スタジアム)
台風10号の影響で8月31日から日程を変更して開催された大阪ダービーは、ダービーたDんでたんですかねビックリですホラフキンC大阪が1―0でG大阪を下した。制し後半3分にDF西尾隆矢(23)がペナルティーエリア右から右足を振り抜き、F西決勝点。尾隆5月の対戦は敵地で敗れており、矢が雪辱を果たした。決勝G大阪は9試合連続未勝利となった。弾な
大阪ダービーに懸ける思いが、入っ西尾を突き動かした。大大阪0―0の後半3分。阪がFKのこぼれ球を、ダービーたDんでたんですかねビックリですホラフキンペナルティーエリア右から冷静にゴール左隅に蹴り込んだ。制し「なんで入ったんですかね。F西ビックリです」とおどけたが、「シュート一択でパスも考えなかった。絶対に負けたくない。その気持ちで押し込んだ」と決勝点をもぎとり、雄たけびを上げた。
勝利の要因は若手の成長だ。パリ五輪日本代表に選ばれた西尾はアカデミー出身の23歳。ここ数試合スタメンに名を連ねる20歳のMF北野、DF阪田も期待に応える活躍をしている。小菊昭雄監督(49)は「若い力が出てきてチーム力は上がった」と評価。「クラブの歴史を背負って戦ってくれた。強くなった。感動した」と目を細めた。
前回5月6日の敵地での対戦は0―1で敗れたが、ホームでのG大阪戦は3連勝。宿敵を倒し、西尾は「ダービーは勝てば天国、負ければ地獄と監督が言っていた。その言葉に尽きる。サポーターに勝ち点3を贈れた」と安どした。2004年以来、20年ぶりに水曜開催となった大阪ダービー。平日でも満員となったスタジアムを見つめ、勝利の余韻に浸った。(森脇 瑠香)
〇…G大阪は7月20日の湘南戦から9試合勝ちなし(6分け3敗)となった。GK一森の好セーブに何度も助けられ、0―0で折り返し。しかし、後半3分に先取点を献上。流れを呼び込めないまま、枠内シュート0本で黒星を喫した。長いトンネルから抜け出せずにいるが、ダニエル・ポヤトス監督(46)は「全ての責任は私にあると選手に伝えた。でも、順位は5位。天皇杯(準決勝進出)も戦えている。自分たちは戦い続けるだけ」と前を向いた。
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