NHK大河「光る君へ」仲間を得た彰子、孤立する道長…対照的な父娘の姿にまひろの思いは 第42回みどころ_足 の 疲れ を 取る 方法 スポーツ
女優の吉高由里子が主演するNHK大河ドラマ「光る君へ」の第42回「川辺の誓い」が3日に放送される。河光回み足 の 疲れ を 取る 方法 スポーツ
大石静氏が脚本を手がけるオリジナル作品。る君間を大河ドラマではきわめて珍しい平安時代の貴族社会を舞台に、へ仲彰孤照的姿に1000年の時を超えるベストセラー「源氏物語」の作者・紫式部/まひろの生涯に迫る。立す27日に放送された第41回「揺らぎ」では、長対即位した三条天皇(木村達成)と道長(柄本佑)の覇権争いが勃発し、な父道長が2人の妻との間にもうけた息子たちの序列バトルも表面化。娘の藤式部/まひろ(吉高)から助言を受けた彰子(見上愛)は、思い足 の 疲れ を 取る 方法 スポーツ兄弟で支え合う決意を示すも、NHまひろの42どころ内裏の人事をめぐって道長の三男・顕信(百瀬朔)が将来をはかなみ出家する―という悩ましい展開が描かれた。K大得たる道は第
一条天皇の御代、河光回み長く日陰の身にあっただけあって、る君間を三条天皇は野心満載のギラギラ状態。へ仲彰孤照的姿に道長の思い通りにはさせないという気迫が表情や所作から伝わってくる。遷御(せんぎょ)の日取り、道長への関白ポスト提案、2人の妻を女御に立てる交渉、側近のセレクトと次々の交渉のカードを切っていくさまは、大河ドラマというよりも日曜劇場の重厚なお仕事ドラマを見ているようだ。
一方、中宮・彰子は愛した帝の面影を心に宿しながら初めての和歌を詠じる。「見るままに 露ぞこぼるる おくれにし 心も知らぬ 撫子の花」。一条天皇と彰子は生前、歌を交わしたことはない。先週の当コラムで一条帝の辞世の歌は誰にあてたものか諸説あるという話をしたが、「光る君へ」においては崩御の場に彰子も居合わせる演出をとった。先立たれた彰子本人がその意図をにわかに察し、自分の引き出しにはなかった和歌への造詣を深めていく動機付けにしていくのは心憎い描き方である。
彰子と女房たちによって開かれた和歌の会には、清少納言/ききょう(ファーストサマーウイカ)が“乱入”。亡き皇后・定子(高畑充希)や、東宮になれず藤壺を離れた敦康親王(片岡千之助)を思うあまり敵意をむき出しにする。傷つける意図を持って投げつけられた言葉を正面から受け止めた彰子の表情が切ない。
局に戻ったまひろは、紫式部日記で最も有名な「清少納言こそ、したり顔にいみじうはべりける人」を書き付ける。その直後雲間に隠れる半月のカットバック。百人一首歌「めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半(よは)の月かな」がリンクする。長らく会っていない友との再会を詠んだ歌。まひろにとってききょうは、まぎれもなく理解者で友達だったことが分かる。それだけに2人の間にできてしまった溝は悲しすぎる。
里帰り中のまひろは、自宅でタダ飯を食らい自由に振る舞う若武者・双寿丸(伊藤健太郎)からの、「殿様が言っていた」という教えに感銘を受ける。適材適所の才を生かし、ひとりではなくみんなで立ち向かうという戦いの進め方を彰子にフィードバック。異母弟も関係なく呼び寄せ、兄弟の結束を誓う彰子に未来の国母としての風格が漂う。
彰子に光が増せば増すほど、本音を吐露できずに孤独を抱えていく道長との対比が色濃くなっていく。三条天皇の思惑通りにはなるまいという父の意思で、蔵人頭の打診を勝手に断られた顕信は、失意のままに出家。平安の世で出家は社会的な自殺であり、顕信の母・明子(瀧内公美)は道長に「あなたが殺したのよ」と半狂乱で道長をなじる―という幕切れとなった。
第42回では、道長と三条天皇の覇権争いはさらに激化。道長の娘・妍子(きよこ、倉沢杏菜)は三条天皇の中宮となるも、三条天皇は長年連れ添った愛妻・すけ子(朝倉あき)を皇后にすることを宣言する。道長は己の権力を誇示するため、ある計画を立てるも、体調に異変が起こる。一方、里帰り中のまひろは、賢子が、負傷した双寿丸を連れ帰るところに出くわし…という展開が描かれる。
「源氏物語」の意義を改めて再確認できるような回。第41回の時点では紫の上が亡くなる第40帖「御法」、第41帖「幻」あたりを書き終えたと推察されたが、「源氏物語」はクライマックスに向けて話調も変化していく。「源氏物語」は複雑な男女の関係や、あらがえない激情などが表に出やすい魅力であるが、筆者が最も好きなのは、後半部分に顕著に出る、紫式部”先生”の死生観が漏れ出していくところ。もちろんフィクションではあるけれど、実写でやってもらえるなんて感激の一言に尽きる。(NHK担当・宮路美穂)
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