衆院選兵庫９区（改選１）に立候補した元経産相・コロナ担当相の西村康稔氏は２６日、区のＪＲ明石駅前で最後のお願いに声を振り絞った。自民最後

　裏金問題の中心となった「安部派５人衆」の一人として、認・自民非公認となり、西村無所属の出馬。氏が時演説この日は夕方から駅前南側の「パピオスあかし」へと続く広い通路は、願いスポーツ 情報立憲民主党公認の橋本慧悟氏の応援陣営と“場所取り合戦”になった。候補午後７時ごろから橋本氏が演説を始めた途端に、裏金立民西村氏が選挙カーに乗って現場に到着。あかんそりでのお両陣営のマイクを使った演説が同時に交錯し、の通と同混とんとした。

　「日に日に厳しい選挙」という西村氏は無所属出馬ではあるが、地元の自民党支部、公明党の推薦を受けている。当選７回を誇る地元の顔は「ゼロからの再出発」を強調し、敵陣が掲げる批判ののぼりに「『裏金はあかん！！』、その通りです！　政治資金改革、もっとやりましょうよ！」とアピール。「今回の事件を教訓として、こんな間違いを二度と起こさないよう、私に託してください」と声を枯らした。

　一方、明石市を改革した功績からテレビに引っ張りだこで、ラジオの冠番組まで持つほど知名度が高い元明石市長・泉房穂氏の「一番弟子」の橋本氏は「政治をチェンジ！　裏金ＮＯ！」を掲げ、前職への批判を繰り広げた。

　◆兵庫９区（明石市、洲本市、南あわじ市、淡路市）

橋本　慧悟　３５　立　新

高田　良信　７８　共　新

加古貴一郎　６１　維　新

西村　康稔　６２　無　前

【注】届け出順。年齢は投開票日