「KING OF PRISM」ULTRA 4DX×応援上映で生まれる新たなエンタメを寺島惇太らが体感(イベントレポート)_nikkan
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歴史が動くんですよ。生ま寺島皆さん、新た覚悟はいいかい?
「KING OF PRISM -Dramatic PRISM.1-」は、nikkan「KING OF PRISM -Shiny Seven Stars-」のCGライブシーンを中心に、新規パートを加え再構成したシリーズ最新作。8月16日に封切られ、10月には興行収入3億円を突破、現在も応援上映を中心に各地で上映されている。本日寺島らが体験するULTRA 4DXは、映画に合わせた座席の稼働や、風や水しぶきなどの演出が楽しめる4DXと、3面マルチプロジェクションが特徴のScreenX上映を組み合わせた形式。さらに「KING OF PRISM」ではおなじみの応援上映も行われるとあって、寺島は「今日は未体験のエンタテインメントを体験できるということで、楽しみにしてきました!」、五十嵐は「歴史が動くんですよ。それに立ち会ってるんですよ、皆さん。覚悟はいいかい!」とファンに呼びかけた。
衝撃・熱風・水しぶきに応援の声が重なる、立体的なプリズムショー
プリズムショーの大会「PRISM.1」の実況中継という形で、本編のほとんどがショーで構成されている今作。ショーが始まればスピンに合わせて座席が回転するように揺れたり、タイガとアレクのバトルではひときわ激しく揺れが起きたりと、プリズムスタァのアクションに合わせて座席が動き、プリズムショーをダイナミックに体感させる。ユキノジョウやミナトのプリズムジャンプでは水しぶきが上がり、炎が燃える場面では熱風が吹きかかるなど、海や空、宇宙など壮大な空間で繰り広げられる多彩なプリズムショーを、4DXが立体的に演出。ScreenX特有の左右のウイングスクリーンには観客席が広がり、没入感を高めていた。それらの演出に、8月から応援上映を重ねてきたファンの洗練されたコールや歓声が重なる。ULTRA 4DXの技術だけではなく、ファンの応援が重なって生み出される一体感に、登壇者たちも終始笑い声や驚きの声を上げていた。
僕らのためのULTRA 4DX
「楽しかった」「すごかったね」と興奮気味の一同は、再び壇上へ。感想を聞かれた菱田総監督は改めて「日本(アニメ)初ということで、ありがとうございます。アトラクションでしたね」と感謝を述べる。また「プリズムショーとULTRA 4DXが合ってるんですよね。周りにも観客席が映ってて、本当にいる感覚になれる。僕らのためのULTRA 4DXだと思う」というコメントには、観客からも同意の拍手が上がった。
寺島はシンの連続ジャンプの際の座席の激しい揺れに触れ、「映像と座席の衝撃がリンクしてるから、(作中の)会場にいた人の気持ちがわかりますね。普通に観てるときは素晴らしいショーだから、なんで0カラット?ってなるんですけど、ULTRA 4DXで観て初めて、過度なプリズムは『お腹いっぱいだよ!』ってなっちゃうというのを体感できた」と語る。菱田総監督もうなずきながら「(ジャンプは)4つくらいまでがちょうどよかったね(笑)」と笑った。五十嵐は「音が形になるというか、ミナトのジャンプの飛んでから終わるまでのストーリー性、ドラマを改めて体で感じられた」と感想を述べた。
過去に「KING OF PRISM」シリーズの「DJパーティ付き上映」などにたびたび出演していたDJ KOOだが、舞台挨拶への登壇はこれが初めて。アレクのショーではtrfの楽曲「survival dAnce~no no cry more~」が使われており、DJ KOOは観客とともに盛り上がれたことを喜びつつ「アレクのバトルシーン、ヤバイバルダンスでしたね! ベースの音がずしんずしん来て、ライブ感がマシマシでした」と語った。もともとDJ KOOは「KING OF PRISM」の元となったアニメ「プリティーリズム・レインボーライブ」で、登場キャラクター・DJ.Cooのモデルになった人物。菱田総監督とは2013年の「プリティーリズム・レインボーライブ」制作発表以来の邂逅とのことで、「その時と同じ赤の革ジャンを着てきました」と重ねてきた歴史にも触れた。
応援上映って尊い
ULTRA 4DXだけでなく、間近で体感した応援上映にも感動した様子の一同。五十嵐は「4DX+応援上映という畳みかけ、イマーシブエンタテインメントの最前線に我々いるわけですよ。皆さんの声が彼ら(キャラクター)を勇気づけてるのもすごく感じるし、物語がより重厚になる感じがしていて。応援上映って尊いなって」としみじみ語る。菱田総監督も「前に川崎で観たときよりも口上が増えてるし、長くなってるし、さらに完成度が高まってて。総監督としてはうれしいです」とにっこりとファンに微笑んだ。
ScreenX上映にあたり、左右のウイングスクリーン部分を制作を手がけたのは韓国のCJ 4DPLEX社。制作を担当した映像プロデューサーも「KING OF PRISM」のファンであるとのことで、舞台挨拶に際してのメッセージが紹介された。「『KING OF PRISM』を愛する気持ちをたくさん込めて、皆さんを3面のプリズムショーのど真ん中に連れて行くべくがんばりました。ときには会場内で流れるペンライトの波を、ときには我々を横切るプリズムスタァたちを感じながら、もっと煌めく没入感を感じてください」という海外からの熱いメッセージに、ファンも大きな拍手を贈った。
“圧”のその先へ
気になる今後の構想を尋ねられた菱田総監督は、「タイムマシンをいま作ってる(笑)。がんばって作りたいと思います」とコメント。さらに最後の挨拶では「3億突破したということで、そろそろ、"圧”はね、次に行くべきなんじゃないかと思います。“圧”の次、なんだろうね。もっと未来に前向きな言葉に変わるといいなと思ってるので、宿題だね。“圧”のその先へ進めるようにがんばっていきたいと思います」とファンに語りかけた。
五十嵐は「改めて技術が進めば進むほど、人の力、人の心が何よりかけがえのない存在だなと感じました。イマーシブエンタテインメントには、皆さんの声、必要です。引き続き、何卒よろしくお願いいたします」と引き続きの応援を呼びかける。寺島は「この時代に生まれてよかったなと思いました。こうした最新の技術で映画が観られる、そして最新の技術にぴったりな作品に出させていただいて、最前線で感じることができる。僕たちが日々をキラキラしながら生きていれば、タイムマシンを使わなくても未来に行くことはできると思いますので、一歩ずつ歩んでいければと思います」と思いを伝え、最後は「キンプリー?」「大好きDO DANCE!」のコール&レスポンスで舞台挨拶を締めくくった。
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