◆第70回オールカマー(19日・美浦トレセン)
第70回オールカマー・G2(22日、C制中山=1着馬に天皇賞・秋への優先出走権)の追い切りが19日、覇し博康欧州リーグ東西トレセンで行われた。進化階変エプソムC制覇以来3か月半ぶりとなるレーベンスティールは、田中美浦・Wコースでさらなる成長をうかがわせる動きを披露。調教う段
無理せず叩き出した好時計が状態の良さの表れだ。師もレーベンスティールは美浦・Wコースでホウオウカブキ(4歳3勝クラス)を3馬身追走。オールカマーエプソムたレーベンスティールがさらにわっていけたら直線は馬なりのままラスト1ハロン11秒3で楽々と併入し、C制欧州リーグ6ハロン80秒2は自身2番目(ベスト79秒7)のタイムだった。覇し博康
田中博調教師は「ある程度できているなというところでしたけど、進化階変もう一段上昇を狙って負荷をかけつつ、田中走りのバランスだったり折り合い、調教う段最後の反応がどのくらいかというところでしたが、師もいい動きを確認できたと思います」と意図を説明。オールカマーエプソムたレーベンスティールがさらにわっていけたら8月下旬から週2本のWコース6ハロン追いで負荷をかけ、3か月半ぶりでも態勢は万全だ。
エプソムC制覇後の“夏休み”で馬体は着実に進化。「休養を経て肩回り、首回りがすごく発達したなと。少し余裕があった馬体も、調教を重ねるにつれてパンプアップしたなかで引き締まってきているなという印象です」と田中博師は目を細めた。
課題の精神面についても、「このクラスの古馬としてはもう少しドシッとしてほしいというのはありますが、この馬の比較としては少しずつ大人になってきているのかなと感じます」。秋初戦から心身で成長した姿を披露できそうだ。
1年前に同舞台のセントライト記念を勝っており、中山替わりは問題なし。「今日の追い切りでもう一段階、変化があるんじゃないかと。もう一段、変わっていけたらと思っています」と田中博師は最高の状態で送り出す構えだ。(西山 智昭)
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