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「ふれる。ふれじた」は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。る親」などで知られる
作品の魅力を聞かれ、永瀬は「SNSという便利なものが発達したからこそ、自分の言葉で伝えることの大切さを感じます。それを優しく諭してくれるような魅力がこの作品にはあると思っています」と回答。坂東は「脚本を読み進めていく中で、お世話になった人や大切な友達1人ひとりの顔が思い浮かんできて『あのときああ言えばよかった』『ああいう言葉をもらったから今の自分がいるな』と自分にリンクさせました」と話す。前田は「人間関係で悩んだことが皆さんにもあると思います。今作にはいろんな思いを抱えたキャラクターがいて、その中の誰かに感情移入できるような作品です。観終わったあとに好きな人や大切な人に感謝の気持ちを伝えたくなるような映画なので、人間関係で悩んでる人にも観ていただきたいです」とアピール。3人の話を受け、長井監督は「コロナ禍の最中に作ったので、コミュニケーションを改めて考える時期だったように思います」と述べた。
津田は「本当に刺さるものがあり、希望も見せてくれる映画。今観るべき作品だなとすごく思いました」とコメント。永瀬らの声の演技について「(秋たち)3人は違う道を歩んでいて個性も違いますが、それぞれに揺れている。その揺れを永瀬さんたちお三方が等身大で演じているのが生っぽく伝わってきました」「キャラクターと同じようにイライラしたり、解放されていったり、楽しくなったりと応援したくなりましたね」と称賛する。今作で初めてアニメーション映画の声優を務めた皆川は「(長井監督に)すごく怒られるんじゃないかと思って」「広いスタジオでドキドキしちゃって」と冗談めかして当時の心境を言っていたが、長井監督から「(キャストの中で)一番最初に収録していただいて、場の空気を本当に温めてくださった」と感謝された。
完成版を観た際の心境について、永瀬は「言葉にならないくらいうれしかったです。(収録期間は)どんどん完成していくさまを間近で感じられて毎日楽しみでした。すでにいいのに、まだよくなるの?と」とコメント。坂東は「録っているときに『(収録した)声を聞きたくない?』となり、収録現場で聞いてみたんです。初めてスピーカーから声が聞こえたときはぞわっときました」と感動を振り返る。前田は「もともとアニメーション声優をやることが夢でした。録っているときはただ一生懸命がんばるという感じでしたが、できあがったものを観たときに、夢が叶ったんだと実感が湧いてうれしかったです」と喜びをあらわに。最後に長井監督は「素敵なキャストに集まっていただいてとても幸せな作品になりました」と満足げに締め括った。